木々で覆われた森の天井と緑の絨毯
横切る沢の水
それぞれの持つエネルギーが強くぶつかり合いながら
パワーのあるハーモニーが広がり
創造・維持・破壊というリズムが繰り返され
本来あるべきゆらぎの姿が君臨する
屋久島の森。
足元には、宝石のように美しく澄んだ川
その水面に、大地が映り込む
息をのむほど美しい地球の姿に、惹き込まれてゆく。
張りつめるような満天の星を眺めながら荒川登山口を朝5時に出発
闇夜の中へと入ってゆく
約8kmにわたって延びる、単調なトロッコ道
ライトに丸く照らされた足元の枕木だけが、だらだらと後ろへ流れてゆく
暗闇が怖くて、撮影する余裕などなかった
陽が昇り、ようやく森に暖かな彩りが現れる。
時折、横切る沢の水。
木々の合間を通り抜け、小川のジェットコースターに乗り
森の中を自由に飛び回りながら流れてゆくフェアリーたち
森の精霊たちの遊び場
瞬間移動
耳と心を澄ませば、柔らかな苔の先が揺れ
愉快に宙を舞いながら森を行き交う
さまざまな精霊たちの会話が聞こえてくる。
仁王杉を通り過ぎると大株歩道に入る
標高930m
その入口は、急なはしご階段。
翁杉(おきなすぎ)の印を結んだようなその姿に感動
蠢く揺らぎを静かに鎮撫するかのよう。
ウィルソン株の内部
かくれんぼから、ふいに現れたような別世界
巨大な樹洞は、時空への誘い路祠が祀られ、惟神の道へと手引きされる
言葉など出ず、ただただ立ち尽くす。
樹洞の天井を見上げると・・・無償の愛。。
外はラピュタ。
All we have to decide is what to do with the time that is given to us.
森の妖精が喋りかける。
森の中には、いろんな入口があるね。
その数々の入り口を通り抜け階段を上がっていく。
階段を登れば、そこにはまた階段が用意されている
登れど登れど、繰り返すその試練。
屋久島 縄文杉
圧倒的な存在感
大地のエネルギーが音を立てて、天高く流れてゆく。
一か月に35日雨が降ると言われている屋久島
その中心に龍がいた。
屋久島へ行く話があり「行きます」と、何も考えず、勢いのまま右手を上げていた
「森の中へ入ってみたい」その森に、身を置いてみたかった
2013年10月末
屋久島に滞在した日は、すべて晴天に恵まれた
雨への備えも十分にしていたが、その心配もなく CANON EOS 5D × CANON EF17-40mm F4L USMを Gitzoの三脚にセッティング
マサカリを担ぐようにして山道を踏み進みながら、思う存分シャッターを切ることができた
道中、行き交う人々から、「まじですか」「頑張ってください」と優しい声をいただく中、シャッターを切っては進んだ
この身で感じた素晴らしい空気感を、未熟な私の写真技術では、まだ表現しきれていませんが、そこに何かを感じていただけるとうれしいです
「慈しみ」
大好きなその言葉を感じた旅でした。
鹿児島 知覧 桜島
屋久島へ入るためには、一度鹿児島を経由する青い海と空の境目、眼下に桜島を眺めながらプロペラの音とともに、噴煙のはるか上空を通過する屋久島からの帰路、知覧特攻平和会館へ赴いた
「第二次世界大戦」
二十歳前後の若者たちは特攻機に乗り、沖縄の空へと向かっていった
何を思い、飛び立っていったのだろう
若者たちが遺した遺書、手紙、辞世、絶筆・・・公には送ることのできなかった思いが書き留められた、数々の直筆の言葉と向き合った
産みの母や育ての母へ、最後まで素直な気持ちを伝えられなかったことを悔やみ、詫びる言葉
「おかあさん、おかあさん、おかあさん」
手紙の最後に綴られたその直筆の言葉には、彼らのすべてが詰まっていた
ただ呆然とし、悲しく、やりきれない気持ちになった
戦争は、二度としてはならない。
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最後に、このような機会に恵まれたこと、そのすべてに感謝いたします。
ありがとうございます。
1993年、世界遺産に登録された屋久島
そして、過去を生きた人々へ感謝を込めて。