ターメリックはインド各地に生息し、特にインド西部マハラシュトラ州に多く原産されている潅木で、根茎は地下で成長します。マンゴーに似た香りの葉は長さ30~40cmの大きさで、秋に、12〜16センチ程の白い色の花を先端につけます。ターメリックのことをウコンとも呼び、沖縄産のサプリメントなどの表記をよく目にしますね。秋ウコン、春ウコン、紫ウコンなど様々な種類があります。
ファビィで使用するターメリックは、太陽の恵みと南インドの力強い大地のエネルギーをたっぷりと蓄えて育った秋ウコン。タミルドゥナール州で収穫される春ウコンより発色の良い秋ウコンはインドでもおなじみのカレーにスパイスとして食の中心的な存在ですが、日本でも食用色素としてタクワンなどに使われています。その食としての活躍と同じく外用としてアーユルヴェーダではキャリアオイルにブレンドし、ターメリック・オイルとして使われたりします。
頭皮や髪の毛にターメリックの持つクルクミンの働きにより活性酸素を除去する抗酸化作用が働きお肌の老化を抑制したり紫外線カット効果がます。クルクミンには薄毛や脱毛の原因となる5αーリラクターゼを阻害する作用がある成分がりAGAに効果があるのは魅力的ですね。
クルクミンはいくつかのガン細胞においてアポトーシスを引き起こすことも報告されています。
ドーシャではヴァータ、カファを下げピッタを増幅させるエネルギーを持ちます。またターメリックを大量に使用した場合はヴァータを増幅させます。苦味は、空と風の元素からなるためヴァータが増えピッタとカファを減らします。
内服作用もさることながら外用にも適したターメリック。 オイル・マッサージからハーブ・パックと様々なブレンドで楽しめます。