インディゴの色変化
インディゴは産地特有の差や、収穫年や季節、そして農場からファクトリー間での作業、工場でのドライニング行程やパウダリング方法、私たちの手元に届くまでにも製品の安定は難しいく、実際に髪の毛を染めてからも様々な酸化の作用により大きく発色の変化が見れます。
白い髪の毛に染色テストをすると分かりやすく、染め上がりはチェレステ・グリーンですが時間とともにブルー・パープルやレッド・パープルへと変色をします。
美容室での施術・アプローチやテクニックにより発色や定着は異なりますし、また施術中や後の湿度や温度空気に触れる時間なども含め、天然だからこそインディゴの安定性を確保する事はとても難しく、とても繊細な薬草と言えるでしょう。
この繊細なインディゴも薬草としてや色発色の特性などを理解すれば、とても便利なハーブだと思います。天然のインディゴはゆっくりと酸化をし、およそ48時間かけて色は発色をし定着してゆきます。また環境状況によりさらに2週間ほど酸化をしながら色に深みを出したりもします。
ですので、その間髪の毛の内部に適度な水分が含んでいる事がとても重要で、一定の湿度と温度が必要となります。インディゴで初め上げた髪の毛は、ドライヤーなどで乾かさない方が発色には適しています。
インドでは古くからインディゴが伝統医学にケアや治療として、そして薄毛対策に効果があるとされてきています。とても魅力的な薬草ですね。