髪の毛や地肌を痛めること無く環境にも配慮されながら安心して美しさが楽しめる自然性の恵み天然植物成分のヘナ。
インディゴはインドのマハーラーシュトラ州、マディヤ・プラデーシュ州、シンド州、オリッサ州、ベンガル、ビハール州他に多く生息していますが、なかでも南インド・タミル·ナードゥ州の大地で育ったインディゴが有名です。
インディゴは主にローズの様なピンク色の可愛い花が咲く低木で、茎も緑色をしています。種子は長さ約4cm位の芋虫の様な細長いポッドの中に収まっています。
雑草のような独特な真っ直ぐの力強い香りに優しい要素が含み、インディゴの畑に身を置くと、その蒼い香りは大空の碧にまっすぐにひろがって溶け込んでゆくのを感じます。
インディゴという葉は、手に取ると可愛らしい葉っぱなのですが、私たちに薬草として、そして染色として素晴らしい働きを与えてくれます。
その香りの要素のようなアプローチをインディゴはしてくれます。デニムのインディゴ染めや藍染の独特な硬さを思い浮かべて頂くとイメージしやすいと思います。あのパンと緊張した質感がそのまま直線的な香りを放ち、髪の毛でもその質感が、ハリやコシ感といった要素になるため、細毛などの方には大変喜ばれます。
インディゴの特徴として、髪の毛を藍色に染め上げるだけではなく、薄毛対策にはインディゴは最も適していると云われています。
インディゴの色変化
インディゴは産地特有の差や、収穫年や季節、そして農場からファクトリー間での作業、工場でのドライニング行程やパウダリング方法、私たちの手元に届くまでにも製品の安定は難しいく、実際に髪の毛を染めてからも様々な酸化の作用により大きく発色の変化が見れます。
白い髪の毛に染色テストをすると分かりやすく、染め上がりはチェレステ・グリーンですが時間とともにブルー・パープルやレッド・パープルへと変色をします。
美容室での施術・アプローチやテクニックにより発色や定着は異なりますし、また施術中や後の湿度や温度空気に触れる時間なども含め、天然だからこそインディゴの安定性を確保する事はとても難しく、とても繊細な薬草と言えるでしょう。
この繊細なインディゴも薬草としてや色発色の特性などを理解すれば、とても便利なハーブだと思います。天然のインディゴはゆっくりと酸化をし、およそ48時間かけて色は発色をし定着してゆきます。また環境状況によりさらに2週間ほど酸化をしながら色に深みを出したりもします。
ですので、その間髪の毛の内部に適度な水分が含んでいる事がとても重要で、一定の湿度と温度が必要となります。インディゴで初め上げた髪の毛は、ドライヤーなどで乾かさない方が発色には適しています。
インドでは古くからインディゴが伝統医学にケアや治療として、そして薄毛対策に効果があるとされてきています。とても魅力的な薬草ですね。
Naked White白毛率100%のサンプル
After dyeing白毛にインディゴのみを染めると、淡いグリーンに染ります。
After dyeing / Hair ironインディゴで染めた後、アイロンなどで処理をすると、色変化が起きます。ドライヤーの熱や、また空気の温度なども発色の変化に違いが起こります。
After 2 days / Winter2日後の状態。温度をあまり伴わない場合は青系の深みが現れて来ます。
After 2 days / Summer夏や髪の毛が重なって温度を伴う場合、赤味の深みとなります。
After 4 days4日目あたりからはしっかりとしたブラック系へと。
ヘナとインディゴの2回染
白毛をブラウンカラーでしっかりと染め上げたい場合は、ヘナとインディゴで2回染を行います。
ヘナとインディゴをブレンドをし、1回染めをするよりも断然しっかりと色定着ができます。
ヘナでしっかりと白毛をオレンジに染めあげた後、インディゴで赤味を消しあダークブラウンに仕上げます。
ケミカルカラーの白髪染めに近い仕上がりですが、髪の毛を傷めずハリとコシを髪の毛に与えます。
ヘナとインディゴの割合を調節すれば、白毛のトーン調節できます。
ヘナとインディゴを、1:1、2:3、1:4などとインディゴの分量が増えれば色は暗くなります。
また、そのブレンドにターメリックをはじめ様々なハーブをブレンドすることにより、色調節を行うことができます。
インディゴに思いを寄せて。南インドへ。
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インディゴの生まれ故郷へ。そしてインディゴの神様へご挨拶です。
アビヤンガを習うなら本場でと思い、南インドへ行ってまいりました
Henna & Natural Beauty
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